流星の絆 最終回

「金だ」
犯人は戸神のオヤジではなく、傘でゴルフの素振りをしまくっていた柏原刑事だった・・・。刑事か林さんのどっちかが犯人だろうと先週目星をつけてましたが、刑事で来ましたか。ドラマ開始当初は思いも寄らなかったなぁ。それだけに、動機が金目当てだという単純極まりない事実、金の為に醜態をさらし有明の両親を殺すシーン、自殺を止めようとする浩一と銃をめぐって争う場面などは、いずれもスリリングというか怖かった。確かに自分の両親が殺されて、それが金のためだなんて言われたら拍子抜け・・・というかガックリ来るでしょうね。視聴者の皆さんも多分少しガックリ来たのでは。これまで三兄妹が行ってきた詐欺事件のせいもあって、200万円の小ささが際立っていた感じで、まぁ何とも。生きて罪を償って、遺族の笑ったり泣いたりするところを見ろ、というのは理性的にはどうかと思わなくもないけれど、ドラマとしてはスッキリする終わり方だったと思う。
・・・しかしまぁ、本筋を覆すほどエピローグが濃い。二人で自首して妹だけは戸神に守ってもらおう、というところが泣ける。まさかの高山オチか、とか思ってしまったのは内緒。罪を償い出所し、アリアケを新装開店し、戸神といつものやり取りをする・・・いろんなモノが巡って環をなす、そういうドラマだったんだろう。今年のドラマの中でもピカイチだったと思う。