スクラップ・ティーチャー 最終回

消滅の危機に曝された第八中学、だが生徒達の必死の署名活動により窮地を免れ・・・たと思いきや、先生が燃やす。燃やしたと思いきや高杉がコピー取ってたので無事に教育委員会へ。校長を殴って辞任することになった杉先生が最後の思い出にサッカー大会をすると、スーパー中学生が飛行機で雪を降らせ、最後の思い出を彩る。そしてとうとう辞任することになったその日、校長によって暴力事件は取り下げられ、杉先生の辞任も取り消しになって、見事ハッピーエンド。・・・30年後、校長になった滝先生の下に表れたのは、彼らスーパー中学生・・・の息子たちだった。
何を書いてるのかわからないけれど、とりあえずハッピーエンドということでいいのかなぁ。最後の最後まで、大人のあくどさとそれに立ち向かう子ども達の強さみたいなのが戯画的に描かれつつも強調されてしまっていて、あんまり教育にはよくない作品だとは思うけれど、それをハチャメチャに描くことによってどうにか誤魔化してる・・・という印象を受けてしまった。つまり、この作品は決して優れた作品にはなり得なかった・・・というとファンに叱られるかもしれないけれど、そのごまかし方がエンターテインメントとしては実に開き直ってていい。「こんなのアリかよ」「無いだろ」と思わせるようなことを中学生がバンバンやることによって、ドラマのテーマを無化してしまおうという感じかな。けれども、題名が「スクラップ・ティーチャー 教師再生」だったのを忘れてはならない。スクラップになってしまった教師を中学生が再生してやるという、非常にありがたいタイトルだ。非常にありがたい(大事なことなので2度言いました)番組でございました。・・・フォローじゃなく褒めておくけれども、面白いといえば素直に面白い作品でしたよ。