ブラッディ・マンデイ 第1回

天才高校生ハッカーVSバイオテロ組織という、新しいといえば新しい、新機軸の物語。全体的にクオリティが高く退屈させないし、何よりも緊迫感が画面から伝わってくる力強い作風。ただ、ウィルステロをテーマにしたドラマをゴールデンタイムにやられると、何ともなぁ・・・。
1回目のウィルステロは、藤丸がパスワードを教えてしまったせいで(教えなくても実行されたろうけど)ショッピングモールでウィルスっぽいのがバラ撒かれるという展開。これウィルスじゃないだろと思わせておいて、被害者が出たからウィルスだと思わせ、最後の最後では結局被害者が全員向こう側の用意した「ニセモノ」でしかないというどんでん返しは見事。いつでもウィルステロぐらい出来るんだよ、ってメッセージと、警察が市民を殺すのを期待していたりとか、そういうのがあったんだろうか。
向こう側に「ファルコン」藤丸の顔がバレバレなのと、妹をかばって戦わなきゃいけないのがバレバレだったり、ハッキリ言ってしまうと向こう側がウィルスさえ用意出来ればいつでも東京を消せる状況にある以上、今までにない恐ろしさがあるなぁ。デスノートコードギアスとは異質の緊張感が漂ってる作品ですね。今後も注目。