平野「2番の誇り」…阪神を変えた男、本音を激白(夕刊フジ)

−−平野選手もいい味を出している。バントはあまりうまくないけど

「それについては皆さんに言いたいことがある(笑)。バントが下手下手と、記事を見るたびに怒っています。確かにうまくはないですが、違うんです。機密事項だから言えないけどいろんなサインがあって…。絶対に犠打という場合は別にして、ただ平凡にバントを決めてもおもしろくないでしょ。同じバントするにしても自分もセーフになったろ、と。目立ちたいじゃないですか」


−−ヘッドスライディングやダイビングキャッチもその一環かな。評論家からは「ケガをするからやめろ」という声も多いが

「あれは逆にアピールプレーじゃないんです。気合というか、ごく自然に出てくる。オリックス時代も同じスタイルでした。いや、小学校のときからですよ。ケガを恐れていてはいいプレーはお見せできないし、ヘッドスライディングだってケガをするぐらいならハナからやりません」


−−キッカケは

「父が(少年野球の)監督をやっていて、いつもノックで取れない打球ばかり打っては『飛びついてでも取れ』と。ボクの野球スタイルの原点みたいなもの。でも最近はファンから『平野、お前のヘッドスライディングを見に来たんや』と声がかかるようになった。ホント、嬉しいですよ」
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20080513-00000011-ykf-spo

阪神の新2番、平野選手のインタビュー。オリックス時代にフェンスに頭をぶつけた時からちょっと注目してました。足のある選手ということで、阪神に来てくれたのは非常に嬉しかったですし、多くの阪神ファンの方もそう思っておられることと思います。
平野選手のオープン戦初出場試合のときに確かに解説の人(誰だか忘れたので伏せておきます)が「ヘッドスライディングもダイビングキャッチもいらん」と酷評してたように思いますが、個人的には平野選手はこの辺りが特徴というか、大きい選手ではないかと。右翼も守れて守備の貢献度も高いし、バントが下手と言われてますが(実際私もちょっと思ってました)リーグトップだったり、ミスして強攻策に出たら大当たりだったりと、阪神の最序盤の躍進(まだ新井選手が本格的に打ち出す前あたり)を支えた屋台骨では無かったかと思いますね。あと、「ハッスルプレー」はやっぱり見てる方を楽しませてくれますし、現地で今シーズン試合を見た人は何度か楽しい思いをさせてもらってるんじゃないでしょうか。
とにかく今後も足を生かした内野安打・長打に盗塁、守備もダイビングキャッチをドンドンしてもらって、ケガの無いように頑張って欲しいですね。オリックス時代にしろ、キャンプ出遅れにしろ、ケガが一番心配ですからね・・・。
とりあえず「目立ちたい」と言っておきながらも、今の自分を「華がなくてマニアックな選手」とか言ってしまう、そういうところが結構気に入ってたりします。