鹿男あをによし 最終回

今日は最終回ラッシュですね。
藤原先生が勝利と思いきや、堀田もまさかのキス。鹿→小川先生→藤原先生、鹿→堀田→小川先生というキスの連鎖が面白かった。シゲさんが小川先生を抱きしめるシーンも、小川先生が藤原先生を抱きしめるシーンの反復になっていたし。
それにしても、藤原先生の恋愛妄想癖が最終話になって暴露されたのは正直どうかと・・・。小川先生のことが「好きだった」のはわかってましたが、「付き合ってると思い込んでた」わけで、「前の人」もそうだったわけで・・・。綾瀬はるかの演技もよく、ヒロインとしては良かったと思いますが、堀田が半分持っていったような感じですね。
そしてまさかのリチャードオチ。皆が忘れた頃にリチャードを持って来て締めるのは流石。
作品全体としては、とにもかくにも(テレビドラマとしては)演出過剰。山寺宏一声の鹿(しかもご丁寧に「鹿の動きはフィクションです」の記述)、光の玉、やたらと揺れまくる地震(アレで崩れたセットを直すのは大変そうですね・・・)など・・・。しかしそれが非常に作品を盛り上げていたので良かったように思います。思い切ってここまでトバしてくれた方がかえってスッキリするというものです。時間が被った「だいすき!!」(TBS系列:結局見れませんでした)との対抗軸を打ち出すためかと思いますが、徹底してエンターテインメントに走ったのがかえって良かったのではなかったかと。派手なのに「地味に良作」という位置づけにしておきたい、そんな作品。
ちなみに原作未読なんですが、原作もあそこまでとってつけたような(というとアレなんですが・・・)恋愛エンドだったんでしょうか。ちょっと気になります。