クライマックスシリーズ第2ステージ

http://mainichi.jp/enta/sports/news/20091025k0000m050048000c.html
巨人―中日は巨人が勝利。騒動渦中の吉見も違反ではなかったそうで、丸く収まったか。
そして楽天―日ハムは日ハムが勝利。最後まで気の抜けない、いい試合だった。4試合とも。
1試合目の福盛の誤算が全て・・・といえばそうかもしれないけど、第1Sで何だかんだで岩隈とマー君を完投させて、リリーフ陣はシート打撃すらしなかったらしいので、そこはノムさんの言う通り準備不足だったかと。
しかし今日最大の見所は、何と言っても8回裏、2点ビハインド、2アウト2・3塁での岩隈(中1日)投入。おそらく野村監督としては最後に岩隈を投げさせることで、ある意味勝負手にしたかったんだろうけれど。エースを投入して抑えればチームに勢いがつき、逆転勝利の可能性が出て来る、ただし今回のように打たれてしまえば、なりふり構わぬ采配で敗れたということで傷がつく、そういう采配だったのでは。
ここでその是非を問うことはしません。個人的には岩隈を見れたというだけでも良かったし、何となく情は感じるので。ただ、中1日で登板、さらに3ランでダメ押しされるという結果を、岩隈がどう受け止めるか。来年まで悪い意味で引きずらなければいいけれど。
「勝負手」という表現には、「勝」「負」の二つの相反する要素が同居しているわけです。残念ながら野村監督は最後の勝負に敗れはしたけれども、色々と考えさせられた。
今年は顕著だったけれども、マスコミに向かって選手を間接的に刺激する、いわゆる「ぼやき」がいいほうに機能したのも、何だかんだで野村監督ならではか。知能派だけど情の人だからなぁ。ただ、一部のスポーツマスコミでは、選手が野村監督に反感を抱いてるという報道もあったけど・・・。
あとは何と言っても日ハム・楽天両軍による胴上げ。これは素晴らしかった。野村監督、ありがとうございました。
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