うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 最終話「島の心 人の心」

「好きだよマリンのこと!・・・・・・あいしてるーっ!」
上記のセリフでやられた・・・ではなくではなく。途中からついていけないノリになっていたけれど、例えば夏音が邪悪オーラを抱えながらも巫女の力を行使できたり、セドナは実は人間の暗い部分で、闇は人が島から流した悲しみで・・・という、闇に対してある程度肯定的な部分はよかった。最終的には光の中に溶けてしまうんだけれども、夏音が上手い具合に光と闇の共存を一人で体現している部分は見事。
全体的にはノリについていけない部分もあり、というか本筋の話についていけなかった。サムはアレだし、パチンコ原作の意味はなさそうだし、魔法少女モノとしては軸がぶれてるような気もするけれど、最後になってみればそれなりの面白さはあったと思う。個人的に一番面白かったのは、皆既日食回。純粋無垢な主人公として設定されているマリンにあそこまで言わせるとは・・・おまけに今回の話によると、あれ心の端にはあったみたいだし。そういう部分を肯定しているのは評価。