プリンセスラバー! 最終話「プリンセスラバー!」

「全ては、アナタ次第!」
哲平VSハルトマン、決着。爺様に恥をかかされたと思い込んで復讐のために成り上がったハルトマンと、そのハルトマンに両親を殺されたことにより社交界デビューを果たした、二人の元平民の対立は見事。哲平がヒロインの言葉を拾い上げてデカくなったのもあるけれど、ハルトマンが小物過ぎたのはやや残念。エピローグも、OPのダンス再現、そして「選択肢を選んでここまで来た」という、もともとのゲームシステムの上に立っているという解釈も見事だった。
全体としては、ギャグ・アクション・シリアス・お色気といった要素がふんだんにちりばめられていて、それなり以上のレベルで融合していたと思う。サブキャラも使い捨てでなくいい味を出していた。一番感心したのは、途中からどう考えてもシャルロットとくっつくのは予期できていたのに、いわばその「シャルロットルート」の中で他の3ヒロインも持ち味を発揮していた点。後半はテロ展開で、いわゆる「当番回」が無かったにも関わらず、4ヒロインそれぞれの活躍が見られたのは、ギャルゲー原作のアニメでは新しいと思うし良かったのでは。
プリンセスラバー! Eternal Love For My Lady(初回限定特別同梱版) 特典 ドラマCD付き(今冬発売予定)プリンセスラバー! Eternal Love For My Lady(初回限定特別同梱版) 特典 ドラマCD付き(今冬発売予定)