白い春 最終話

「一生お前につきまとうぞ!」
さちと村上の旅行も済み、春夫は真犯人を突き止め、食堂で新たな人生を過ごす・・・はずが、最後の10分で大どんでん返し!ああそうか、このドラマ、春夫が釈放されるところから始まったということをすっかり忘れてた・・・。つまるところ、9年前に殺人を犯した春夫の釈放→9年前の恨みを返されて春夫死亡、という入れ子構造になってたわけか。因果応報という感じではあるんだけど、真理子に行くはずだった金を使って店作った安岡が大悪人すぎる。
結局さちと村上、さちと春夫の関係を描いていて、その中でどちらが本当の父親かということをめぐる村上と春夫の物語だったと思うんだけど、さちと二人の関係より、村上と春夫の二人の関係に注目したいところ。対立から和解に至るプロセスがこの物語の見所だったんではないかと。さちが春夫を「もう一人のお父さん」と言ったように、二人が二人ともさちの父親だということで納得していいのかな。しかし店、すっかりさちと春夫の思い出でいっぱいいっぱいになってるな・・・。それにしても「さち」という名前で絵を描く少女、「トライアングル」を見てた身としては、何故かニヤリとしてしまった。次回から新番組だけど、火曜10時までひょっとして学芸会枠になるのか・・・。