ソウルイーター 最終話「合言葉は勇気」

「勇気はみんなの、ココにある」
マカ、勇気を込めたグーパンチ!デスサイズの娘だから武器化できるとか色々今回だけでも出たけれど、武器化や退魔の波長のような特殊能力を通り越した、誰でもが持つ勇気の力で鬼神を粉砕。この作品の締めとしては、この上ない痛快な終わり方だったんじゃないだろうか。最後の最後に人間賛歌的で健全なテーマが主張されたのは、本当に「せいせいした」。武器化や鬼神のアクションもそうだったけど、最後のグーパンチに至るまで、演出や迫力が見事。「コワイ」「ワカラナイ」を中心として鬼神が恐怖に目覚める辺りは、鬼神をこの上なく小物化してしまったいい演出だった。
作品全体を通してみれば、やはりアクションを中心とした演出が見事。子ども向けとしてはいかがなものかと思うぐらい過激でコワいシーンから、マカとクロナの泣かせる友情エピソード、肯定的で痛快なテーマなど、一貫したものをしっかりと持っていたと思う。各キャラの魅力や個性も一年通してしっかり出ていたので、見ていて楽しい作品だった。一年通してアニメ観たのって本当に久しぶりだったけど、テンションの下がるところがあまり無かったところを評価したい。