とらドラ！ 第21話「どうしたって」

「どうしたって･･･竜児のことが好きなんだもの」
2-C修学旅行編は、実乃梨の気持ちを確かめるどころか鮮血オンパレード。冒頭の木原、能登のケンカに始まり、後半は延々と実乃梨・亜美で･･･。自分で「大河が北村君を好きなのは誤解、大河のことで知らないことはない」なんて言い切ってしまう実乃梨の発言はほぼ大当たりか。となると、それを知らずに大河と北村をどうにかしてくっつけようとする能登がかなり辛いことに･･･というか、ああいう罵倒の仕方はどうかと思う。高校生らしいといえばらしいかもしれないんだけど、木原の泣き方にしろ、妙にリアリティがあったなぁ。
そんな女子の部屋に潜入して、ガールズ・トークを盗み聞き･･･まではいいんだけど、聞こえてきたのは亜美と実乃梨の一触即発。本心を隠してきた亜美が、本心を見せない実乃梨に対して苛立ちを感じるのはわかるんだけど、「罪悪感」とやらは一体何なんだろう。もちろん大河のために退いたことなんだろうけど。亜美がイヴの夜の出来事を知っている以上、二人で話したときに実乃梨が打ち明けたっぽいけど、事実だけ言って本心を言わない実乃梨の態度に、どうしようもなく亜美がイライラしてるわけかな。女の決闘その２は、ここまで罵倒して殴り合うか、というぐらい迫力があった。
そして最後の最後、大河救出シーンで、自分が行こうとして竜児に手を握って止められる実乃梨は、そこからどういう気持ちを汲み取ったんだろう。大河を一人にしておけないとまっすぐ思う竜児、そしてそんな竜児を北村と間違えて本心を打ち明けてしまう大河。北村と初詣に行ったことを言えなかったのは、全部そのことか。いずれにせよ、大河の本当の気持ちが竜児に届いてしまった以上、そろそろ「おままごと」は終わりか。亜美と実乃梨が本心を出してきた時に話が一気にクライマックスに向かうはず。EDの入り方や、最後の「好きだよ」の呟きが地味に追加されてたのは嬉しかった。