鉄のラインバレル 第19話「届く陽、暴かれる陰」

「それが俺の正義だ!」
正義の味方に憧れた二人の少年、決着のとき。ずっと浩一と理沙子を守ってやりたいという矢島も、そんな矢島に守られてるだけなのが嫌だという浩一も、どっちも結局目指す点は一緒だったというところが何ともいい。結局二人が二人とも、強くなって「正義の味方」をやりたかったわけね。矢島に対して自分の正義を主張出来るようになった浩一も、自分の気持ちに向き合えるようになった絵美も、とりあえず一歩前進か。とにもかくにも、殴り合いラインバレル&アパレシオンをバックに生身で殴り合う二人に、「雨が降る」をバックで流すのは反則過ぎる。これで燃えないわけがない。
後半戦は矢島も参戦して、VSマサキ。エグゼキューターが残り5発ってのが伏線でも何でも無くて泣いた。補給が効かなくて今後4発しか撃てないって意味かもしれないけれど、それはないだろうなぁ。ビーム無効のマサキのマキナには、絶対矢島が特攻するだろうと思ったけれど、何とか生き残ってくれて安心。まぁ、代わりに理沙子に特攻して敗れ去ったけど、これで矢島も一歩前進か。
スフィア設置完了し、町の頭上に異世界からのゲートが開く・・・というところで、いよいよ最終決戦へ。加藤機関の幹部はほとんど残っているので、これから人員整理の予感がしてきてしまう。JUDA側は矢島の加入でメンバーも揃ってきたし、隊長格相手に一人一人の見せ場がちゃんとあるといいけれど。絵美の気持ちを知ってしまった美海は退くのか、それとも・・・って、多重世界規模のバトルと恋愛バトルがまだまだ並行してるこの展開は、結構凄いと思う。絵美と浩一がキス出来なかったことを考えると、完全決着ではないわけだし。・・・まぁ、万が一にも勝ち目は無さそうだけど。