とらドラ! 第17話「クリスマスに水星は逆行する」

「本当はタイガーのこと、好きなんでしょ?」
亜美のいう「罪悪感」をキーワードに、すっかりおかしくなってしまったみのりん。そんなみのりんをあくまでも竜児とくっつけようとする亜美。伝説の生徒会長となった北村。クリスマスの奇跡を信じ、みのりんと竜児をくっつけようとしつつ、でもちゃっかり失恋後の北村へのアプローチを忘れない大河。そして、大河が北村を好きで、それに協力するという当初の目的を忘れつつある竜児。バランサーの会長がいなくなったと思ったら、ここで木原が北村に惚れてるっぽいし、完全にバランスが崩れつつある。みのりんが現状悩んでることは本当は何なのか、竜児の本当の想いはどこにあるのか、いよいよ物語は核心に近づきつつある感じ。この先を見るのが怖いような気もする。
OP変更。プレパレードに慣れてると、この切なさと冬服が重たい。駆け出すみのりん、立ち上がる亜美、振り返って微笑む大河と、3ヒロインの見せ場がちゃんとあるサビが素敵過ぎる。と同時に、北村の扱いが・・・。EDでもいないし。しかし、前OP・EDと違って、「スキと言わなくちゃ」「好きだよ」という直接的なメッセージが歌詞に入ってるのが意味深。前は「傷つけちゃうの、傷ついちゃうの」だったけれど。もちろん今回も「恋の傷跡」があったりしてそういう感じはするんだけれども、「好きと言われたら大嫌い」と言ってしまう「あまのじゃく」な前半曲とはかなり違ってる気がする。つまりここから、痛みを伴いながら、それでも関係が動かざるを得ない状況に落ち込んでしまうということか。OPの最後が5人揃って笑ってるシーンなので、そういうほのぼのさを期待しながらも、やっぱりこの恋愛の構図の痛さを感じ続けることになりそうだ。