ef - a tale of melodies.  最終話「forever」

久瀬はいくばくかの余命を残して復活、見事にミズキとゴールイン。下の名前で呼ばれている辺りが二人の絆を窺わせますがいかに。そして夕は優子出現の報を受け日本へ帰還・・・という、これ以上ないくらい見事なハッピーエンドだった。ラストの場面は久瀬がもう死んだ後だとは思うんだけど、最初のセリフが出たときに番外編4コマ突入かと思ってしまった。ネコミミメイド姿させて遊んでるとは、久瀬さん流石ですね。
Bパートはこれまでのギミック山盛りに比べて、特に顔をこれでもかと言った具合に動かす様が見事。ミズキ以外は止まってたイメージがあったので、夕と優子の別れの場面、夕の顔の動きから感情があふれ出してきて切ない。ラストはフルカラー+日本語歌詞のOP・・・で終わるかと思いきや、引き続きヒロイン大合唱。OPの動かし方が半端なく、単にOPをカラーにしたわけじゃなく、ハッピーエンド仕様にしてきたのが上手い。
少し気になったのは、どうも道徳的というか、あんまりにストレートな説教文句の数々。これだけ捻った作品から単純なところに軟着陸してしまうのはもったいない・・・と思うと同時に、アレだけのことがあって、なお(だからこそ)こういうことを言えるわけだなと感心。単にストレートにお説教されるのが嫌いな私みたいなのを釣り出したいのかもしれませんが。いずれにせよ、これだけ凝ったアニメが週に一回でもあるというのはいい刺激になるので、今後もシャフトには頑張っていただきたいところ。しかし綺麗に終わってよかった。