CLANNAD AFTER STORY 第9回「坂道の途中」

「立ち止まることなく歩きたかった。どこまでもどこまでも。ずっと続く坂道でも。・・・ふたりで」
季節は夏、秋、冬と巡り、やがて卒業の春へ。原作通り渚は留年か・・・しかしそこに杏・椋・ことみの進路問題や、誕生日会、幸村先生との別れなどを絡めることによって、淡白なだけでなく、「楽しい一年」だったことがそれとなく伝わってきて、同時にこの上なく切ない。進路の定まらない朋也の、「俺も留年したかった」発言は、学園モノにおいて回避されることが多い「卒業」=「学校という安住の場からの脱出」というテーマを上手く出せていたと思う。しかしアメリカ行きとなると、ことみはここで離脱かな。
次回予告のBGMも「メグメル」から「時を刻む唄」のアレンジBGMに変わり、いよいよアフター突入。進路の問題、2度目の留年をした渚とその病気を巡る問題、家族を巡る問題など、多くのテーマを抱えながら、物語は緩やかな上り坂を進むことになるでしょうね。・・・もちろん、その先に急転直下がないとは言いませんが。