鉄のラインバレル 第2話「疾走する正義」

もはやこの正義は誰も止められないぜ、な勢いで殺してくれてありがとうと言わんばかりに大暴走。死んでファクターになってしまったことなんて、浩一にとっては「新しい(本当の?)自分の誕生」に過ぎないわけか。気をかけて、庇ったりしてた矢島がかわいそう過ぎる。「あなたを迎えに来ました」というジュダの二人組も、普通に正義のヒーローを目指す人間なら「俺に特別な運命が」観が強化されるかと思いきや浩一に殴られるし、本当にこの作品の「正義」は半端無い歪み方をしてますね。散々「俺が正義だ」とわめき散らして街を破壊しまくったり、目立とうとしたり、いじめっ子軍団を撃退したりと、正義の暴走が止まらない状況がいつまで続くのか。安易に折り合いをつけるのではなく、もう少しこの歪んだ正義を見ていたいと思ってしまう。