今週のジャンプ

バクマン。

ジャンプで人気の出る漫画は剣や刀が出てくる・・・なるほど、それで私の好きな漫画は打ち切られるんですね。「武装錬金」は武器がイロモノでしたし、「みえるひと」は素手でしたし・・・おっと、これ以上はまずいような。いずれにせよこの漫画は色々とマズイ。ジャンプの漫画を話題にしておきながら、「あしたのジョー」も「巨人の星」もマガジンのはずですし。つまりジャンプマンガには少年をマンガに向かわせるような名台詞が無いってことでしょうか。往年のジャンプマンガから引用するのではなく、他誌のマンガから引用したというのは、また事情が違ってきますよ多分。
「スポ根はウケない」「バトルってて現実世界じゃない」「ドラゴンボールが一番好き」というのは、現状のジャンプを表しているようであまりにも怖い。結局この作者コンビのデスノートだって「バトルってて現実世界じゃない」わけですし。やっぱりみんなバトルマンガが好きなんだなぁ。ところでアイシールドは「スポ根」なのか、それとも「バトル」なのかどっちなんでしょう。少なくともこの漫画を真に受けるとジャンプ漫画の読み方が変わってしまうような、そういう怖ろしさを秘めた作品になってしまっているとは思います。

PSYREN

現実の時間から間も無くエルモアは死に、世界は滅び、そしてエルモアウッドの子供達もワイズの前に散る。世界の崩壊を知ったエルモアが子供達を育てた結果、子供達自身がエスパーの強さゆえに世界崩壊を引き起こしてしまうのではないかと思ったのですが、流石にそれは深読みのしすぎか・・・。いずれにせよ、この事件が起こったのは現実時間から見て後なので、何度もサイレン世界と現実を往復しながら強くなって、最終的にワイズ襲撃の日に撃退して未来を変える、というパターンが一番現実的でしょうか。

ダブルアーツ

いよいよダブルアーツ実戦披露。相手が小物だったけれども、無数の槍を避け、無数の敵を退け、二人キックでフィニッシュをかますという部分は見事。ダンス戦術はスッキリいったとは思いますが、相手が小物だったので・・・バトルスタイルとしてはかなり綺麗ですが、以降ガゼルの幹部が相手だったりとか、どギツい展開の中でダンスバトルは若干キツいものがあるかもしれませんね。そんな時間が残っているかどうかは不安ですが、ホントに。

どがしかでん

スポ根はウケない、か・・・。最後まで結局方向性がハッキリしないまま消えてしまったような気がします。葉月を押し出すならそのつもりで、主人公の成長を描くならそのつもりで、チームとしての成長を描くならそのつもりで、と、最初から軸を一本打ち出しておけばまた少し違ったものになるかとは思うんですが、いずれにしても後の祭り。ただ、水着投入はもうちょっと早くしてくれてもバチは当たらないと思うんですが。いや本当に。