マクロスF 第9話「フレンドリー・ファイア」

友情の炎・・・ではなく味方誤射だそうで。でも結局は友情の炎が燃え上がる、そんな話。
とにかくクランがミシェルのバルキリーを殴る場面は、シリアスなのにどこかシュール。ミシェルの焦り、クランの嘆きが伝わって来ながらも、あまりに軽く「それとも今夜の相手はお前がしてくれるのか?」だなんて言ってしまうミシェルは男としてどうかと思ってしまった。だから殴られるんだろうけれども。ミシェルのバルキリーが肩をすくめたりする場面は、バルキリーも身体の延長線上にあることを示してたのか、細かいアクションが良かった。
戦闘シーンはブレアの登場が唐突だった感が否めないけれども、今まででは一番スピード感があったように思う。だからこそそのスピードを止めて狙撃する、アルトとミシェルのパートナーシップが描かれているわけですが。衝突・理解・共感というプロセスを通してアルトがミハエルを「ミシェル」と呼ぶ流れは美しいの一言。さらにアルトがいずれ向き合わねばならないであろう父親=家族の存在がしっかり見えているところも評価。
とりあえずクランにも幼女だった頃があったんだなぁ、ということで。今回はミシェルよりもクラン回でした、多分。