コードギアスR2 TURN-06「太平洋 奇襲 作戦」

こんな時でさえ「ナナリーに嘘はつけない」だの「愛してるナナリー」だのと言いまくるルルーシュの兄馬鹿っぷりは素晴らしい。こういう甘い・・・とは言い切れないまでも人間くさいところがあるからブラックリベリオンは失敗したわけで、そういうところがこの作品とルルーシュの魅力かもしれない。
本編はとにかく久々のロボットバトルでパワーアップしたランスロット登場、ナイトオブラウンズのナイトメアフレームの初実戦登場、ギルフォードの新型専用機登場、紅蓮弐式撃破→飛翔式バックパック・強化右腕との連結など、見せ場があり過ぎて盛り上がり過ぎですね。もっと出し惜しみしてもいいんじゃないかと。それにしても紅蓮のパワーアップシークエンスは鳥肌モノ。
あと皇帝がV.V.を「兄さん」と言っていた場面はどうも若本規夫の演技もあって複雑・・・かつ謎を匂わせる面白い場面になってましたね。「V.V.は皇帝の最初の同志」「神を倒す」など、今後のヒントになりそうな伏線もチラホラ。神=造物主=アニメーターとかいう嫌な展開にならなければいいんですが・・・。
とにもかくにもルルーシュはナナリーの意思を確認してしまい、黒の騎士団は再び解散の危機か。ブリタニアをただ潰すのがナナリーの為だと思っていたルルーシュにとって、ナナリーが自分の意思で歩き始めてしまったことは誤算過ぎたかと。しかし今さら「俺がゼロでした」なんて言い出すわけにもいかず・・・そういうプライドさえ捨ててしまえば、ユフィと組みかけた時のように上手く行くのかもしれないけれど。しかしルルーシュが一番ショックだったのはナナリーがゼロ(自分)よりスザクを選んだことだろうと思うと、それが一番哀れ。