スポーツ界にニューヒーロー誕生

http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080218/oth0802180908002-n1.htm
優勝おめでとうございます。とともに、スポーツ界に新しいヒーローが現れたことが個人的にはうれしいですね。プロスポーツにおけるヒーロー(ヒロイン)主義(とでも言うんでしょうか)を批判する方は多いようですが、とりあえず簡単に私見を述べておきます。
ヒーローだけが注目されてスポーツ自体が注目されない、という意見があるようですが、私の考えは逆ですね。まずヒーローありきで、そのヒーローに興味を持つ→ヒーローの所属するチームや対戦相手に興味を持つ→そのスポーツに興味を持つ、という流れは当然アリだと思いますし、「〜選手に憧れて」という理由でスポーツを始める人も多いのではないかと思います。そうなれば、一人の選手がまず注目されることがそのスポーツの活性化に貢献することは言うまでもないでしょう。
次にヒーローが移動・引退したらどうなるんだ、という意見もありますね。松坂投手(西武ライオンズレッドソックス)がMLBに移籍したら日本のプロ野球はダメになるのではないかと。細かいデータはわかりませんが、一ファンからすればそんなことはないと思いますね。「松坂が抜けてもすぐに新しいヒーローが出てくるでしょ」という意見がありましたが、当時からその意見には賛成でしたし、実際に当たっていたように思います。北京五輪予選の視聴率、結構良かったみたいですよね?普段野球を観ない人、特に好きな選手のいない人も観ていたとすれば、そこにこそ「ヒーローの不在」がスポーツの不人気には直結しないことが見えてしまいますね。当然野球ファンの皆さんには、新しいヒーローが出てきたこと(ダルビッシュ投手などですね)もわかるでしょう。
先ほど「ヒーローの不在がスポーツの不人気に直結しない」と言いましたが、「ヒーローの存在がスポーツの人気に直結しないじゃないか」と言われるとそれもそうですね。結局ヒーローだけ見てスポーツを観ない、私みたいな人が出てくる可能性は高いです。
でもまぁ、ヒーローがいた方がいいじゃないですか、盛り上がって。もちろんヒーローが出てきたせいで余計な注目を浴びる、あるいはファンのマナーが問題になる、というマイナス面もありますし、そこも改善しないといけないですね。プロスポーツの問題は、ビジネスも含めてまた考えなければいけないように思います。