今週の「ハヤテのごとく!」

とりあえずシンプルに感想を書いておきます。
ハヤテは「アニメについてのアニメ」としての側面を強く持っているように思います。アニメ制作の現場をアニメにして放送したり(しかもそれを一話まるまる使ったり)、随所に豊富なパロディネタ(たとえ元ネタがわからなくても、「これって何かのパロディだよね」と思えるようなパロディ)が用いられていたり、といったところですね。
そんな中で、今回は特にパロディネタの多い話でした。と同時に、「これはパロディではなくてあなたの人生だから」というサキさんの台詞が強烈な話でした。・・・その「あなたの人生」たる野球シーンでさえパロディっぽくなってしまうというところもまた。「パロディじゃない」といいつつもパロディにしてしまう、ここにもパロディアニメの面白さがあるように思います。
問題はそこから掘り下げて、じゃあパロディはアニメにおいていかに用いられるのか、パロディをその場面で使う必然性や意味はあるのか、パロディアニメについて語るときにパロディ部分だけを語ればいいのか、それともパロディでない部分と区別して考えるのか、じゃあ一緒にして考えるのか・・・とか色々出てくるように思いますが、今日は難しいことを考えない日なので、あとは読者(視聴者)の皆さんにお任せします。