仮面ライダーディケイド 最終話「世界の破壊者」

世界の融合をもたらしたのは、ディケイドの存在そのもの。確かに「ディケイドがいるから世界が融合しちゃった」ってのは、この作品を作ってしまったから平成ライダーが集まった、というよりは、そういうコンセプトで作ってしまったから・・・というメタな感じがする。そんな中でオリジナルの剣崎や渡がいるから齟齬が生じるわけか。最後の最後に立ちはだかる敵が剣崎と渡を含めた9大ライダー+ディエンドというのもいい感じ。というか、四面楚歌で終わりか・・・。仲間宣言しだしていい感じだった海東まで結局敵側に回ってしまうし。
とにかく劇場版に続く形でなんとも中途半端に終わってしまったけれども、上手い具合に一話冒頭のライダー大戦に落としこんだかな。本編で明らかにされていない謎・・・そもそも士は何者なのか、海東は何故前々から士のことを知っていたのか・・・。もしかすると最後の渡・剣崎を中心とした(オリジナル)平成ライダーが、ディケイドにおけるライダーと別の存在であるように、士もまたオリジナルな存在じゃないということでは・・・と色々推理したくなるけれど、とりあえず劇場版を待ちましょう。
平成ライダー10周年ということでオールライダー大集合のお祭り展開だったけれども、キャストがほとんど変更されていたのは最後まで悔しかった。でもそれを逆手に取った展開は見事としか言いようがない。アポロガイスト的な意味で迷惑な存在だったけれども。オールライダー対大ショッカー、そろそろ見に行こうかな。