CANAAN 第7話「慕漂」

「愛が、愛が、止まらない・・・・・・」
迫るタイムリミット、ウィルステロ、爆撃阻止のためにGPSでミサイル虚偽誘導・・・といったこれでもかというぐらい盛り上がるシチュエーションで、安心して楽しめた。カナンのアクションはフルで共感覚発動ということで、銃撃回避からプログラム書き換えまで見ごたえあり。感覚を研ぎ澄ませればああいう芸当も可能ではあるわけね。アルファルドが「二人であがけ」と言ってたワリにはマリアがあまりにも何もしなかったけれど、カナンが共感覚を喪失した以上、一人の力でマリアを守りきるのは不可能っぽいんで、ここからマリアが急成長の予感。
アルファルドは元カナンということが明らかになったけど、リャン・チーを追い出したり、マリアを蹴飛ばしたり、あまり行動原理がハッキリしない。多分「カナン」の名を独り占めしたいところはあると思うんで、そうするときわめて個人的な理由で戦っているんじゃないかと。捨てられたリャン・チーは哀しいけれど、報われない愛の力を見せてほしい。しかしマリア父、死んだと思ったら生きてたのはよかった。わずか数秒の出番でヒロインの親父が死ぬのもなぁ。でもこれでマリアが社長令嬢だということが明らかに。今までのこともあるし、普通の出自ではなさそう。