アスラクライン 最終話 EX013「呪われた罪人の烙印」

「どうして誰も教えてくれなかったんだ！」
智春と佐伯兄による飛行機着陸･･･のあとに待ち受ける悲劇。各アスラマキーナの能力を使った演出や、氷で滑走路を作って･･･というのもよかったけれど、終わった後の乗客と智春の無邪気さのせいで、さらに辛いことになってるなぁ。もっとも、今の今に至るまで「どうして誰も教えてくれなかったんだ」という智春の叫びは、視聴者的にもこういう展開予想はしてたけどシンクロしてしまう、そういう感じだった。何でもっと早く教えてあげなかったんだろう。奏は間接的に伝えようとしてたんだろうけど、決定打は出さなかったしなぁ。とりあえず三生徒会長そろい踏みな展開には燃えた･･･けど、佐伯兄だけ制服着てなくて浮いてるな･･･。佐伯兄の手にエクスハンドラーの紋章が浮かんだ気がするけど、アスラマキーナの女性の魂が全部消費されるとエクスハンドラーになるんだろうか。
アニメとしては全体的に悪くは無かったけど、キャラの多さ、専門用語の多さに対して、説明やフォローが少なかった（あるいは遅い）せいで、理解にはまだまだ至らなかった。もちろん今回の「二巡目の世界」だとか、「世界が滅ぶまであと〜日」みたいな、狙ってやってる部分もあるんだろうけれど。キャラクターは魅力的だし、設定は凝ってるんで、それをもっとうまく活かせないものか･･･と思うと色々惜しい。秋から「２」が始まるので、それありきな作り方だったのかもしれないけど、第1期のうちにしっかり貯金を作ってもらいたかった。こうは言ってもやっぱり面白かったので、第2期に期待しておきます。