鋼の錬金術師 第4話「錬金術師の苦悩」

「ニーナとアレキサンダー、どこ行った?」
原作屈指の鬱回、綴命の錬金術師ショウ・タッカー編。炭鉱とヨキ中尉の話は省略、まぁ終盤ストーリーに関わってくるけど、確かにこのペースだと一話かけるような話でも無いかもしれないから・・・。
とにかく序盤のニーナとアレキサンダーとの交流がコミカルに描かれつつも、最初からタッカーが怪しそうに描かれていたので(原作知っていたせいもあって補正かかったかもしれないけど)、というか結末がわかっていてもこの展開は辛い。前半部と後半部の落差の激しさで上手いこと泣かせてきたなぁ。
原作でもそうだったけど、錬金術師としてのエドとアルが背負った背景、というか国家錬金術師という存在と倫理観を上手いこと見せた名エピソードだと思う。エドが蹴り飛ばした銀時計に必死でしがみつくタッカーは今回のアニメオリジナルのシーンっぽいけど、資格にこだわるタッカーの姿勢をよく見せてくれた。タッカーがエドに対して「お前も同じ」と言ったり、大佐が「我々も同じ」というシーンは、錬金術師の在り方を象徴してたな・・・。いずれにせよ、ハガレン屈指の名エピソードであることは間違いないように思う。
次回はスカー戦ということで、かなり早いペースで消化してるな・・・そもそもOPにグリードが出てきてる時点でそんな感じはしてたけど、かなり巻いて後半に時間をかける感じになるのかな。