屍姫玄 第11話「一〇八の嘘」

赤紗の口から明かされる、屍姫の真実。太祖の娘=最初の屍姫を触媒として契約僧と縁を結び、108人の屍を葬り去れば破壊者となり、それを防ぐために108近い屍を葬った屍姫は「天国に行った」と言われて封印される・・・。設定としては結構キツイ部類に入るんじゃないか、これ。時限爆弾つきの人間兵器を運用しているようなものだから、光言宗と屍の戦いが何だか危ういのも、この辺りが全部原因か。赤紗は北斗に惹かれたがゆえに触媒なしで最初の屍姫と同じように北斗を屍姫にしたようだけど、これといって狙いがわからないので、単に言うことを聞いてくれる最強の兵器を仕立てたか、気に入った女を自分のモノにしたかぐらいの印象しかないけど、ラスボスとしては十分か。腕が無数に生える北斗と、それをかいくぐって突っ込むマキナのバトルは、空中戦として見応えたっぷりだった。人外の領域・・・まぁ文字通り人外か。最後は触媒なしでそれぞれの契約僧と屍姫が縁を結びなおしてラストバトルへ。ここまで来たら燃える展開を期待・・・というか既に結構燃えてるわけですが。しかし真実を知った以上、屍姫を最後の最後にどうするかという問題が残っているので、その辺りもフォローした結末を期待したい。