鉄のラインバレル 最終回「鋼鉄の華」

「皆にそうあれと望まれて、はじめて人は正義の味方になる」
絵美の命を引き換えに、ラインバレルは真の姿に覚醒・・・をさらに超え、絵美の魂の呼びかけと、みんなの命を吸って、見事異界の使者を撃退、でもみんな復活してハッピーエンド・・・な、この上ない素晴らしい終わり方だった。いやもう、正義の味方がどうとかすっ飛ばして、異世界のロボとすれ違うラストだとか、「最低です」で復活する浩一とか、やっぱり「最低です」で締める絵美とか、色々と最高だった。全体としての評価は・・・なんだろう、非常にしにくい。もちろんロボットアニメとしていい出来だったとか、ラブコメも充実してたとかあるんだけど、終盤局面のご都合主義的過ぎる展開だとかに、ちょっと辟易しかけたからなぁ。最終話はベタだからこそ燃えたわけだけど。半年使ったからこそ出来たドン底からの復活展開とかも、もうちょっとじっくりとやって欲しかった気がする。いずれにせよ、見ていて単純に面白いアニメではあった。正義がどうとかいうテーマも一応は作品の最後まで持っていってくれたわけだし。ところで、時空の狭間ですれ違った勇者ロボ&少年少女は何だったんだろうと気になりつつも、異世界の正義の味方ということで納得しておこう。正義の味方はどこにでもいるよ、と。