ありふれた奇跡 第九回

何もかも忘れて、偶然会ったフリをして、架空の設定、嘘だらけのデート。加奈の3人の子持ち女がナンパされて・・・という設定は何だかリアリティがあって怖い。もちろん翔太を試しているんだろうけれど。それに対して嘘がつけない、何も忘れられない翔太はやっぱり加奈のことを真剣に考えつつものぼせ上がっているんだろうけど、それが後半の藤本さんの「恋愛や結婚はのぼせてガーッとやらないと」みたいなところに繋がっているのかな。でもホテルの誘いをキッパリ断る翔太は、何だかんだで冷静な部分をしっかり持ってる気がする。
中城祖母は加奈のことをそれなりに考えているみたいだし、退院直後とは思えないぐらいには元気。中城父は・・・まぁいつも通り、積極的には関与出来ないというポジションか。中城父がしっかり加奈のことを認めて向き合わないと、二人の関係は田崎祖父の言うように家族を巻き込んだレベルに発展しつつあるので、進行が見込めない。それにしても田崎祖父はやっぱり子どもにこだわりながらも、「自分の意見を通せ」と翔太に言ってやる辺りは、もしかしたら期待してる部分があるのか・・・と思ったら二人を応援する藤本にキレたりと、やっぱり頑固なままかなぁ。いずれにせよ中城父、田崎祖父の二人に認められない限りは結婚は無さそうだけど。