ドラゴノーツ第23話「散華」

ジン「関係ない!俺はトアを愛してる!・・・誰にもわかってもらえなくても、いい。どうせ俺達なんてもう、解り合えないんだぁぁぁ!」
カズキ「わかるさぁぁぁ!・・・解ったんだよ、ウィドーが死んで・・・俺、やっと・・・。失くしたものの、大きさが・・・」
ジン「カズキ・・・」
カズキ「解ったけど、もう伝えられないんだ・・・。『ありがとう』も、『ごめん』も、『さよなら』も・・・。だから、ジン、ジンにはもう・・・こんな想いを、して欲しくないんだ・・・!」
ジン「カズキ・・・」
カズキ「ごめん、ごめんよ・・・」

23話目にして、ようやくすれ違い解消。カズキはジンをずっと守りたかった、守るためにギオとレゾナンスした(ギオはジンを守ってくれる理想の自分の姿)、そしてそのギオをジンとトアに奪われ、ジンの顔写真にナイフを刺し、髪を切り、ウィドーを道具のように扱い・・・ってかなり非道だな、カズキ。ともかく、最近急に取り繕うような説明が多くなったこの作品において、ウィドーがどうしてカズキに入れ込んでいたのかが明言されなかったのかは気になりますが(おそらくレゾナンスしたパートナーを失ったもの同士であることや、カズキの真意(?)に気付いていたからでしょう)、ジンとカズキを仲直りさせるために死んだ(というよりは死なせた)んだな、ということにしておきましょう。とにかく、米たにヨシトモ氏絵コンテの殴り合いシーンは迫力があってよかった。
その後はキリル長官がカッコいいとこを見せたと思いきやぶっとばされたり、オペレーター軍団が大活躍と、いつものドラゴノーツに戻って一安心・・・したところにまたサカキ司令とローラで死にドラマをやる、と。私はこういうのに弱いので、ついジーンと来てしまうわけですが。司令がカズキに目をかけていたのは、ドラゴンを道具のように扱いつつも、心の奥底では愛情を注いでしまっている自分を隠そうとしてまたドラゴンを道具のように使ってしまう、そんな自分の姿と重ね合わせたんでしょうね。
とにかく、ジンとジークリンデ、ジンとトア、カズキとウィドー、サカキ司令とローラと、連続で別れのドラマが展開された熱い回でしたね。次回以降・・・といってもあと1・2話でしょうが、どうなることやら。教授がタナトスに突っ込んで終わり、とかはそれはそれで嫌だなぁ。