けいおん! #6「学園祭!」

唯、まさかの全編しゃがれ声。相撲ネタが物凄いハマってたというか、役作りが天才的だな・・・。初ライブまでの流れは、澪の「練習しよう」宣言から、みんなが集まるまでに一人で練習してる澪やそれをこっそり見守る軽音部メンバー、律のMC練習で笑い合って落ち着き、ステージでまた澪をみんなで励ます・・・という、澪を中心として上手く回ったいい流れだったなぁ。律がしっかりリーダーをこなしてる辺りも、これまで少し影が薄い大暴れ系キャラだったので、いい一面が見れた。
そして期待の初ライブ・・・はまさかのPVっぽい演出。PVとしてのデキが良かったのももちろんだけど、ステージでやるんだから「God knows…」的なのを期待してたので、少し拍子抜け。多くのファンがそれを期待していたであろう中で、かなりの変化球投げてきたなぁ。しかし、唯のコーラスがやっぱりしゃがれ声に聞こえてしまったんだけど、ひょっとしてCDでもこれ?それはそれでいいと思うんだけど。
学園バンド物としてはかなり大きなイベントである学園祭をこんなに早くやっちゃった上に、さらにPVっぽい演出で演奏シーンを流さないという荒業を使ってきたことが、今後の展開に少しは影響を与えてくるはず。ひょっとしてこの作品はバンドモノじゃないのか・・・という変な勘繰りもしてしまうけど、やめておこう。最終話あたりできっと本格的なライブをやってくれるに違いない・・・という淡い期待だけを抱いて。しかしやっぱり「ハルヒ」を経てきた我々は、嫌でも「京アニならやってくれる」って思わざるを得ないんだろうなぁ。そこを上手く裏をかいてきたわけだから、さらに京アニにやられたと思ってしまうわけで、ある意味思うがままにされているような。そうなると、あんまり京アニ京アニと、ブランド重視みたいな姿勢は良くないのかもしれない。